災害に備えつつイカした防災ラジオを探す

 前回の記事で書いた通り、今回は新たな獲物を見つけてしまったのでその事について書こうと思います。その獲物とは 災害に備えつつイカした防災ラジオを探す という内容です。

経験から 災害時には 防災ラジオ って必要だと思います。

 きっかけは、数日前に毎日通勤で聴いているFMラジオの中での事。「皆さんは電池で聴けるラジオをお持ちですか?」という問いに対する私の答えはNOでした。去年の大型の台風で被害に遭われた方、結構多いのではないでしょうか。私の自宅周辺は停電にもならず普通に生活を送る事は出来ましたが、すぐ隣の地域は停電に断水、復旧に数週間掛かった方も居ます。正確に言うと私も実際には普通に生活を送れてはいなかったのですが・・・

 停電にはなりませんでしたが、スマホの電波が数日間圏外でした。会社や他の場所に移動すると繋がるのですが、自宅周辺では常に圏外です。どうやら携帯の基地局のダメージでそのエリアは全滅だったみたいです。自宅は停電は免れたのでテレビも見れましたし、日常の生活で困った事といえばガソリンスタンドの渋滞とコンビニ商品の品薄位ではなかったかと記憶しています。

 それでも近くの地域で停電や断水が起きた訳ですから、次に大きな災害が発生した時には自宅にもその被害が及ぶかもしれません。こんな記事も読みました。情報収集という点で見ればこのご時世、スマホがあればとりあえず何とかなってしまうとは思いますが、長期で停電になった時はちょっと心配ですね。ラジオの中で、大体2千円程度で電池で聴ける防災ラジオは購入出来るという話しをしていましたので、価格もお手頃と言う事もあり早速物色してみました。

どうせなら、恰好良いラジオを手に入れたい!

 ネットで「防災ラジオ」で検索すると膨大な数の商品が出てきます。ラジオで言っていた通り、確かに安い物で千円台からあります。ただ、普段は使わずに押し入れの奥の方に眠らせている物もあるのではと思い、中古でも程度の良いラジオで高性能な物を手に入れる事も可能かと考えました。

 そしてオークションで「ラジオ」を検索。そこで最新の高機能なラジオよりも真っ先に私の目に飛び込んで来たのがこれです。

災害に備えつつイカした防災ラジオを探す

 【ナショナル クーガー 113】1975年製のBCLラジオという物らしいです。ちょっと調べてみますと世代的には私とはちょっとズレていて全く未知の世界なのですが、当時中高生の間では大ブームになっていたそうです。予算の2千円からは3倍位掛かりましたが、それでも数千円レベルの価格です。ちなみに当時の販売価格は\23,800だそうです。大きさの比較で手前に油性ペンを置いてみましたが、縦15cm、横30cm、奥行き7cm程です。画像では大きく見えるかもしれませんが、片手で軽々と持てるレベルです。

 私的には普通のAM、FM放送が聴ければそれで良いのですが、どうせ購入するなら恰好良い物の方が良いだろうと見た目だけで購入してしまいましたw 現状販売、取説無しなので電源を入れてチューニングする程度しか使い方は分かりません。

購入した獲物の現状は・・・

 オークションでこのクーガーと出会い、価格と程度の折り合いを考えながら色々と物色しました。BCLラジオと呼ばれている物の品数も結構豊富で、メーカーもソニー、日立、ナショナル(パナソニック)等とそれぞれ色々な形が出ていましたが、この横長なスタイルが気に入って購入しました。この型で整備済みは大体3~4万円が相場みたいです。現状、またはジャンク扱いになると一気に数千円台になります。当時の価格からすると妥当な所でしょうか。

 私が購入したこのラジオは現状販売、AM、FMの受信確認、電源(AC、電池両方)確認済みという物でした。直せる部分は自力で何とかして、とりあえず音が出れば良いという感覚で購入しましたのでこのラジオの現状を紹介したいと思います。

災害に備えつつイカした防災ラジオを探す

 最初にボリュームです。音は出ますが、ボリュームを捻ると瞬間的に「ガガガ」とかなり大きな雑音が出ます。これはボリュームのガリという症状らしいです。ネットで修理方法が出ていますのでそのうち修理しようと思います。

災害に備えつつイカした防災ラジオを探す

 次にライトです。このスイッチでインジケーター類に照明が灯るらしいのですが、現状点灯しません。スイッチを下げても何の抵抗も無い感じです。本体を揺すってみてもカラカラという音がしないので何か部品が外れている様子はありませんが、一度外装を外してチェックしてみようと思います。

 次にタイマーです。これも機能していないみたいです。そもそもタイマーって使い道が分かりませんw ツマミを回すとかなり小さい音でジジジと聞こえる気がするのですが、相当な時間放置していてもゼロまで戻りませんので使い物にはならないと思います。こちらも中を開けてみてから判断します。

 続いて裏面になります。電池の入るBoxの蓋にムラのような部分があります。ウエスで拭いてみましたが復活しませんでした。ラジオのボディー本体に結構凹凸があり、角や細かい隙間が結構汚れていますので、分解がてら洗浄してみようと思います。

 電池Box内部です。説明では内部に錆は無しと書いてありましたが、マイナス側のスプリングに青錆が出ています。金属部分はまずは磨きで対処してみようと思います。

 アンテナ部です。オークション物色中に見ていた中で結構な割合でダメージがあるアンテナですが、このラジオは全くの無傷と言っても良いレベルで私のお気に入りポイントです。正面のボディーの角の部分は塗装の剥がれが数か所あります。これを味と取るか、部分的に塗装するか検討中です。

 「ナショナル」ってマークもお気に入りの一つです。スピーカーは大型で高音、低音の調整で思っていたよりもそれなりに良い音になります。

 以上、新たに手に入れた獲物、ナショナル クーガー 113 RF-1130 の紹介でした。暇な時にコツコツと手を入れて行きたいと考えています。現状、音は出ますのでそのまま防災ラジオとして自宅待機ですね。使わないに越した事は無いですが・・・w