どうも、辰です。前回のブログの予告通り、1月3日に遂に念願の 【Lewis Leathers】 ライトニング をカスタムオーダーで購入 しました。
AM中に出発です。電車の方がスムーズですが、混雑していると感染の危険が・・・と考え今回は車で向かいました。目的地の手前にあるあの有名な老舗のビンテージジーンズ屋さんは正月という事もあり、オープンは13時からでした。残念。
電車なら実家から30分程で行けるのですが、意外と道は空いていていつもの渋谷のPに駐車、そこから徒歩で原宿のLewis Leathers Tokyo (直営店)まで足を運びました。タイトルにあるように、採寸を行って自分に一番しっくりと来るサイズでのカスタムオーダーです。店舗には既製品もありますが、私が実際にカスタムオーダーをして良かった点を皆さんに伝えられたらと思います。
【Lewis Leathers】 まずは頭の中でイメージしました
もしもこのブログを読んで参考にして頂くとしたら、革やライニングの種類等は詳しく書かれている先人達が居ますのでそちらを参考にしてください。私はこのブログでは実際に試着した結果、なぜカスタムオーダーが必要なのかを自分なりの表現で書かせてもらおうと思います。ですので既に所有した事のある方にはあまり必要の無い情報かもしれません。
私は今までよく言われる「アメジャン」しか所有した事がありません。なのでルイスレザーのサイズ感も着心地も全く分かりません。もちろん実店舗に向かう前に事前に色々とサーチはしました。形的にはダブルのライダース、サイクロンは全開時のフロントのフラップが邪魔、革の種類はワンスターでカウ、B-3でシープだったのと、一番育て甲斐があるらしいという事で今まで一度も所有した事の無いホースで行こうとザックリと決めていました。現在はベジタブルタンニン鞣しのカウもありますが、私的にはライダースはいつまでも真っ黒で維持したいという思いもありますので茶芯がどうのという事には全く興味がありません。私のサイズ的には身長172cm、体重62kg、Schottのワンスターで38がジャストです。
【Lewis Leathers】 ライトニング試着開始
ここで一つサイズ選びにおいて重要な事があります。型や革の種類をある程度決めておくのも必要ですが、私が一番重視したのは実際どのような着方をするかです。インナーはTシャツ1枚でピチッと着る人も居れば、バイクにも乗るので厚手のインナーも着込む事があるという人も居ると思います。私も秋から春先まで、Tシャツ1枚の時から薄手のスウェットを重ね着出来るレベルで使用したいというのが前提でした。いざ店舗で試着を開始して、想定外の事で迷ってしまうときちんとした判断が出来ないかもしれません。ですので店舗にはジャケットの下にその想定した衣類を着て向かいました。私が行った時はお客さんは私だけでしたのでじっくりと試着もできましたし、色々とアドバイスも頂きました。でも常にそうとも限りませんよね。混雑時だったとしてもきちんと正しい判断が出来るように準備しておくのも必要だと思います。
まずはメインとなる基本のサイズ選びから。カスタムオーダーの中でサイズ変更出来るのは袖丈、着丈、裾巾です。肩幅を変える事は出来ないのでこの選択が一番重要です。ここでTシャツ1枚の場合と更に重ね着した場合の両方で使えるジャストのサイズを選択しました。この時に担当して頂いたスタッフさんが適格にアドバイスしてくれます。
ジッパーを上げても確認、私の使用用途でベストなのはライトニングのタイトフィットで40というサイズに決定しました。ちょっと驚いたのですが、Schottの38で少しゆとりがあるので同じ位のサイズかなと思っていたのですが、実際に38を着てみると脇の部分が結構圧迫されました。ルイスレザーのサイズで大きく異なるのは胸囲の寸法らしいです。それぞれ肩幅のサイズが1.5cm程なのに対し、胸囲は5cm近く変わってきます。タイトではなくレギュラーを選択すれば38でも行ける感じですが、試着して鏡で見たシルエットはやはりタイトフィットの方がシュッとした感じで好みです。私も上に書きましたけど、ネットなどで検索すると参考の身長と体重が書かれていますが正直それだけでは自分に当てはまるかは判断出来ません。ちなみに、この日は40でホースハイドの在庫が無かったのでシープを試着しています。サイズ感に違いは無いそうですがシープはとても柔らかく、そして軽かったです。逆にカウは結構ズッシリとした感じでした。
カスタムオーダーは必須だと思います
そしてメインのサイズ選びが済んだ所で色々な動きをしてみて各部のサイズも確認します。私はこの時点でカスタムオーダーの必要性を実感しました。事前に調べていたので分かってはいましたが、袖はとても長めです。腕を真っ直ぐに下した状態では親指の第一関節まで届いてしまう勢いです。これでは腕時計も確認する事が出来ません。そして試着しているシープはとても柔らかかったのでそれほど気にはなりませんでしたが、それより硬めなホースの場合はバイクに乗る時に腕を前に出すような姿勢で手の甲に袖が当たり、結構ストレスになるみたいです。元々冬のグローブはガントレットですし、グローブの長さで風の巻き込みは防げているので袖の長さはそれほど必要ありません。何よりも普段着ている時に苦痛を感じるのは絶対に避けたいと思いました。
そしてもう一つが裾巾です。重ね着を想定して少し大きめのタイトフィットを選択しましたが、どうしても裾周りに広めの空間が出来てしまいます。実際の所、私自身は鏡で正面から見ても気付かなかったのですが、そこは百戦錬磨のスタッフの方がベルト周りがスカスカな事をサラッと指摘してくれました。本当にとても親切で頼りがいのある方でした。
そして採寸です。御覧のように着丈は丁度ベルトが隠れるか隠れないかの部分なのでそのままにしました。袖丈はバイクに乗る事、腕時計をする事を伝えてベストな位置を決めました。裾周りも結構大胆に詰めることにしました。
ここまでがカスタムオーダーの中のサイズ変更の工程です。今のご時世、ネットでも簡単に手に入れる事は可能ですし、中古の物にしても結構なお値段ですよね。実店舗では購入しない方でも、せめて1度は試着を行って大体のサイズ感は把握した方が良いと思います。人によって価値観は違うと思いますが、このカスタムオーダーは税別で\10,000です。それで個々の使用用途に合わせたベストなサイズを手に入れる事が出来るって素晴らしいと思います。
オーダー確定です。私の仕様は以下の通りです。
スタイル/391T ライトニング タイトフィット 40
革/ホースハイド
色/ブラック
ライニング/タータンチェック 袖ブラウンサテン
ジップカラー/ブラック
パッチ/オーバル
袖丈/4cmカット
着丈/変更無し
裾巾/5cmカット
内ポケットを左右に追加する事も可能ですが、私は必要無しと判断しました。スタッフの方の説明ではダブルの場合、かなり内側にセットされるので使い勝手はあまり良くないそうです。
現在はオーダーから完成まで約3ケ月だそうです。春先には手にする事が出来るのでシーズン後半ギリギリセーフですね。今でもワクワクが止まりませんw
現物が届いたら改めてレビューしたいと思います。