アイアンハート 666-XHS 穿き込み11ケ月 来月洗います!

 どうも、辰です。私のIRON HEART 666-XHSもようやく色落ちチャレンジ11ケ月が経過しました。タイトル名の アイアンハート 666-XHS 穿き込み11ケ月 来月洗います! にもある通り、来月は丸1年穿き込んだこのジーンズを洗います。次回のこのシリーズはその洗濯から乾燥後の様子をレビューする予定ですのでそれだけでいっぱいになってしまうと思われます。ですので今回は11ケ月現在のジーンズの状態と、購入からの約1年を振り返ってみたいと思います。ゴールまでもう少しです。

まずは現在の穿き込み11ケ月のアイアンハート 666-XHS の状態から。

 アイアンハート 666-XHS 穿き込み11ケ月 来月洗います!

 室内で撮影した方が現在のジーンズのインディゴの色合いに近いのですが、色落ち具合は太陽光に当てた方がはっきりしていますので今回も外での撮影です。腿付近の白っぽく見える部分は表面のテカりのせいです。裏地に施した糊が表面に出てきているのでしょうか・・・実際には全体的に裾の辺りの色がそのまま広がっています。

 アイアンハート 666-XHS 穿き込み11ケ月 来月洗います!

 腰周りを拡大しています。よく「アイアンハートは綺麗に色落ちしない」なんて書いてあるサイトも見かけますが、この私の666-XHSはどうでしょうか?自身ではとても満足しています。まだまだ色落ちは進行形ですのでこれからの変化も楽しみです。

 アイアンハート 666-XHS 穿き込み11ケ月 来月洗います!

 こちらは膝周りです。私は本格的にジーンズの育成をしたのは今回が初なのですが、ヘビーオンスなデニムの部類に入るアイアンハートでも実際には1年足らずでこの状態まで色落ちします。

 アイアンハート 666-XHS 穿き込み11ケ月 来月洗います!

 ハチノスもこの通りです。25ozの分厚い生地で形成される色落ち具合はこんな感じです。私が自身初のジーンズを育てるという作業で思い描いていたのがバキバキの色落ちでしたので、現在はもう理想の状態になっています。

 アイアンハート 666-XHS 穿き込み11ケ月 来月洗います!

 この11ケ月、コロナの影響もあって家に居る時間が多かったという事もありますが、穿かない日が1日も無く毎日過ごせたというのは自分でも奇跡だと思っていますwただ、私なりに色々と調べて実行した結果が現在このように形になり、皆さんにお伝え出来るという達成感はかなりの物です。最初の数ケ月は色落ちの進みもゆっくりでしたのでとても不安でしたが、今は胸を張って言えます。

 アイアンハートはバキバキに色落ちします。

 少なくとも私の場合は理想の色落ちをしています。このカテゴリーの前々回のブログで書いたように10年選手の634Sは穿く度に洗い、洗濯も乾燥も表にしたままでしたのでヒゲもハチノスも殆ど姿を現していません。やはり理想の色落ちを目指すのであれば、それなりの準備というか計画も必要なのだと思います。

 この結果を踏まえて購入から下準備、そこからの穿き込みの様子をザックリと振り返ってみます。

アイアンハート 666-XHS 購入から現在までの流れ。

 2020.5.16 緊急事態宣言が解除されて営業再開と同時にIRON HEART THE WORKS TOKYOへ。

アイアンハート 666-XHS 穿き込み11ケ月 来月洗います!

 666-XHS 25ozのスリムストレートです。防縮加工がされていますが、ファーストウォッシュで20mm程縮むという事でしたので、ワンウォッシュしてほぼ完全に縮ませてジャストで穿く事にしました。そうする事により育成終了後に洗っても皺の位置がズレる事が無く、色落ちがボヤける事を防ぎます。

 翌日、ワンウォッシュ後一度乾燥。そこから再び濯ぎ➡脱水で濡れている状態のうちに糊付けです。糊はダイソーの物を3分の1位使用しました。この糊付け作業で後悔しているのはインシームにも糊付けをした事です。毛羽立ちが固まり、凶器に変貌しますwそれでも気合いで穿いて行くうちに馴染んできました。現在は全く痛みはありません。

 糊付け後の乾燥はガチガチになると裏返すのが大変なので最初からデニムを表の状態にして干しました。干している間は様子を見ながら実際に穿ける状態の筒状に形を整え続けます。御覧のように乾燥すると自立しますw

 一番最初の儀式で屈伸です。糊付け➡乾燥➡穿き込み開始は1日の中で完結しました。もう夕方です。しかも新品を糊付けすると新品以上に固くなりますので足は通らないしボタンも容易に留められません。2、3日は穿くのに30分近く掛かりました。

 穿き込み開始から2ケ月です。ヒゲの形は定着していますが、色落ちは全くありません。

 穿き込み開始から4ケ月までは全く色落ちの兆しは見えませんでしたが、4ケ月目に入ると一番最初に定着した腰周りのヒゲが鮮やかなインディゴブルーに変化してきました。しっかりとシワは入っているのに色の変化が無かったので、この4ケ月がとても長く辛い日々でした。しかしこの色落ちの変化が見えるようになってからは毎日が楽しくてたまりませんでした。

 梅雨明けから夏にかけて新たに天日干しをするようになりました。現在でもこの作業をこまめに行う事でイヤな匂いはありません。私の普段の着用が平日は帰宅後のシャワーの後の部屋着、休日は終日という事で風呂上りの部屋着がメインだからなのかもしれませんが、よく書かれている悪臭は真夏の外出もそこそこありましたが現在も全くありません。

 穿き込み5ケ月より少し前の画像です。膝裏ハチノス付近の裏地にインディゴの青色が薄っすらと見えます。この状態の時は表のハチノスに色落ちは無かったのですが数日後に遂にハチノスにも色落ちが見えてきました。

 腰周りのヒゲと同じ位に皺が入っていたのですが、このハチノスの色落ちは半年近く見えませんでした。ここに来てようやくです。糊付けを行わない場合は皺の定着も中々してくれないでしょうからもっと長期熟成が必要かもしれません。

 穿き込み7ケ月です。ここまで来るとヒゲもハチノスも完全に定着しています。あとは目標の1年穿き続ける事に集中するのみです。

 結果として私の場合、半年が勝負だったと思います。半年が過ぎ、完全にこの666-XHSが私の形になったと確信しました。現在も色落ちは進行していますが、目標としていたバキバキの色落ちは既に私の理想としていた物になっています。今の所25ozという事もあり、分厚い生地にダメージは見当たりません。残り1ケ月、無事に乗り切っていよいよ洗う事になると思います。ここまでの発信が皆さんの参考になれば幸いです。

アイアンハート 666-XHS のレビューを最初から知りたい方はコチラから。