アイアンハート 634Sと8ケ月穿き続けた666-XHS の色落ち比較

 どうも、辰です。今回はいつもレビューとは少し違った角度から。 アイアンハート 634Sと8ケ月穿き続けた666-XHS の色落ち比較 という事で穿き込み開始から8ケ月を過ぎた25ozの666と現在は666の育成中という事もあって全く穿く機会がない21ozの634Sを並べてみました。とは言っても私の634Sは2005年頃の物ですので、もしかしたら現行の物とは形状が違うかもしれません。それでもスタンダードなストレートとスリムストレートのざっくりとした違いが参考になればと思い、レビューしてみます。

アイアンハート 666-XHS のレビューを最初から知りたい方はコチラから。

アイアンハート 634Sと8ケ月穿き続けた666-XHS の色落ち比較

 右が現在色落ちチャレンジ中の666-XHS、左が10年以上前に冬のツーリングで厚着出来るようにと1サイズUPで購入した634Sです。634の方は画像ではかなり白っぽく見えますが、直射日光の反射で白く見えるだけで実際はまだまだ現役です。そして10年以上穿いているという事ですが、オーバーサイズな事もあって購入当初から基本、冬限定で着用していたので使用頻度はそれほど高くありません。

アイアンハート 634Sと8ケ月穿き続けた666-XHS の色落ち比較

 腰周りを比べます。666のヒゲはもう完璧な仕上げに近い感じではないでしょうか。ヘビーオンスならではのゴツゴツとした、そしてバキバキといっても良いレベルで色落ちしています。一方の634ですが、こちらは私のブログのジーンズのカテゴリーを最初から読んで頂いている方は既に分かると思いますが、全く育てるという行為を行わずに使用する度に洗濯、しかも表地のまま洗濯機に入れて洗っていました。それがこの違いで現れていると思います。

 Webで色々と調べている時に見かけた内容で「アイアンハートのようなヘビーオンスは色落ちしない」と書かれているのを目にしましたが、ご覧のように色落ちはします。染物なのですから当然ではないでしょうか。それと、色落ちはしてもメリハリが無いという点ですが、それはジーンズの形と育て方で変わってくると思います。画像の2本はスタンダードなストレートの634と少し細身のスリムストレートの666ですが、やはりタイト目なスリムストレートの方が体にフィットする分、生地に遊びが少ないのでヒゲの定着にズレが生じにくいと思います。特に私の場合、634は1サイズ大きいので腰周りのヒゲは定着しにくかったのだと思います。それでも腿の辺りのヒゲはどちらも同じような位置に見る事が出来ます。

アイアンハート 634Sと8ケ月穿き続けた666-XHS の色落ち比較

 コインポケット周りです。634のポケットはスレキのリペア跡が見えます。最初はこのリペアの依頼をするのが目的だったはずなのですが、その件で検索を掛けているうちに今までは縁の無かった「ジーンズを育てる」という行為に出会ってしまった事により新たな趣味が増えた感じですw それもこれもこのアイアンハートというジーンズのお陰だと思っています。新品でも、何処で購入しても、中古でも・・・リぺアはサービスという素晴らしさに感謝です。

 裾周りです。634は後から裾直しでシングルステッチにしています。666は購入時から八王子のIRON HEART THE WORKS TOKYOでチェーンステッチで裾上げしてもらいました。この25ozの666はリジットですが防縮加工されているので縮んでも20mm位です。私の育成方法・・・一度糊落としをして縮ませた後に再度糊付けしてバキバキな色落ちを目指すと伝えた所、スタッフの方からの的確なアドバイスでベストな位置に裾上げしてもらいました。666の裾のパッカリングはまだそれ程出ていません。チェーンステッチでどのような表情になるのか楽しみです。

 次にバックから。666の右ポケットの色落ちが進んできました。こうやって改めて見てみると666の細さが分かります。私的にはこの細さが限界です。部屋で胡坐の状態が続くと足が結構痺れてきますw 555というスーパースリムも存在しますが、バイクに乗る事を考えるとちょっと窮屈ですね。実装した事は無いのですが、操作等に支障がなければ良いのですが・・・

アイアンハート 634Sと8ケ月穿き続けた666-XHS の色落ち比較

 バックポケット周辺です。私は自作したウォレットを右のポケットに入れています。ウォレットは現在2作目なのですが寸法はほぼ同じなので色落ちの仕方も似ています。ポケットのステッチのデザインが異なります。これは2007年のあの問題が関係しているのでしょうか・・・赤タブも無くなっています。革パッチの厚みはかなりの物ですのでこちらも育て甲斐があります。634の方は何度かオイルを入れています。666はまだ艶もハリもあるので全く触っていません。このパッチは縦方向が縫われていないのでベルトを中に通す事が出来ます。パッチ表面が擦れる事が無いのでお気に入りのパーツでもあります。

 最後に膝裏のハチノスです。この部分は腿の周辺と違って全く別物です。やはり太さの関係でしょうか。666の方が細い分、細かいハチノスが形成されています。それとやはり糊付けして自立するほどの硬さにしたお陰でかなりメリハリのある色落ちになってきたと思います。

 666-XHSは今月半ばで穿き込み9ケ月に突入です。最初の目標として掲げた1年間洗わずに穿き続けるというのは継続します。最近それ程変化が見られないと思っていたのですが、細かい所を画像を通じて見てみるとやはり少しずつですが変化しています。裾のパッカリングやアウトシームの色落ちなどもまだまだですのでじっくりと仕上げて行きたいと思います。