誰にでもできるレザークラフトのススメ

 誰にでもできるレザークラフトのススメ

 どうも、辰です。デアゴの新刊が全く届く気がしないので、時計に続いてもう一つの趣味を紹介します。周りの方々からは「器用だねぇ~」などとよく言われますが、実際はどちらかというと不器用な部類に入る自分です。ただ、興味のある事を思い切ってやってみたってだけなんです。そして実行に移しただけで「すごい」とか、「器用」とか「オレにも作って」とか言われます。そんな言葉を掛けてくれる友人、知人には、明らかに私よりも器用な人もたくさん居ます。「この人、やれば絶対に良い物作れるのに・・・」と思ったりしますが、実行に移す人って少ないんですよね。私もそうでしたが、自分でやってみたい!と思って飛びつくので最初は失敗しまくります。それでもやっていくうちに徐々に形になっていくと思います。単純に、やるかやらないか。それだけだと思うのです。

誰にでもできるレザークラフトのススメ

 これはほんの一部ですが、自作のレザークラフトです。左上から時計回りに、財布(かっこ良くいうとウォレット)、メディスンバッグ、スマホケース、小銭入れです。自分の理想の形、デザイン、中身の仕様、自由自在です。こんな形で、こんな機能が欲しい!と思っても、既製品では中々見つからなかったり、価格面で折り合いが付かなかったり、そんな事ってありませんか?自作なら、100%自分仕様で作る事が可能です。いやらしい話、既製品で良いと思う部分のいいとこ取りで作り上げる事も出来ちゃいます。

 例えば上の画像でいうとメディスンバッグの周囲はかがり縫いをしています。よく見ると右周りの方が色が違います。これは、色の違う部分だけ修理したからなのです。ショップで見たとても格好の良いウォレットの周囲の仕上げがかがり縫いで、この技をマスターして自分も何かに取り入れようと思い挑戦してみました。本で学び、その通りに手順を踏めば形にはなります。ただ、見た目は良いですが、細く薄い紐状の革は強度が弱いです。それを考えるとポケットからの出し入れを頻繁に行うようなウォレットには私は向かないと思います。もちろんそのリペアも楽しむ事が出来れば最高ですが、経験を重ねて行くと何処にどんな技を使うのがベストなのかという事も判断出来るようになると思います。

誰にでもできるレザークラフトのススメ

 ちょっと乱雑ですが、工具類です。最初は大きいホームセンターなどにあるレザークラフトコーナーで販売されているスターターキット的な工具から始めました。例えばこんな感じの物です。やっていくうちに自分に必要な工具が分かってきて追加されていくと思います。最初のうちは実際に手に取ってみた方が良いかもしれませんが、ネットでも普通に手に入れる事が可能です。私は車で1時間位走らないと実店舗に行けないので、いつもネットで購入しています。あとは参考書的な本を1冊。これも最初に買った工具と同時にそこで買いました。大体どの本も基本的な内容は一緒です。

 この小銭入れは3号位かな?レザークラフトを始めるのには結構お薦めなアイテムです。3号という事ですが、本来、革なので多少痛んでもリペアは全然余裕で可能です。ただ、この小銭入れは材料の革を極力薄く、コンパクトに仕上げたかったので、リペアする位なら新たに!という事で作り直しています。その中で2号、3号と作っていく過程で、補強が必要な部分が分かってきますので、必要な個所の革を2重にしたりと進化しています。ホックに使うコンチョはバイクのミーティングで出店していたシルバーアクセのショップの物を使用しています。3号までで10年以上、このコンチョは同じ物をずっと使い続けています。自分の気に入ったパーツを自作のレザークラフトに取り付けるという作業も楽しみの一つになると思います。

 気が向いた時、材料の革の端切れで仲の良い友人等に何が作ったりします。小銭入れは結構喜ばれるアイテムの一つです。ある程度革をいじっていれば、1時間も掛からずに作れちゃいますし、ポケットに忍ばせて、ポィっと渡せますwおまけで自分の場合、内側のどこかに焼き印を押しています。完成した最後の仕上げみたいな感じで。これも結構喜ばれたりします。焼き印は半田ゴテを加工した物で、ネットで購入出来ます。自分でデザインした焼き印を自作のレザークラフトに押す時のワクワクもたまりませんw

 メンテはいつもこれを使ってます。指に取ってやさしく塗り込んでます。天然物なので石油っぽい匂いがしません。と、言いつつ実はあまりメンテってしないんですけど・・・カサカサになる直前位には使うかなって感じです。レザークラフトではありませんが、ジーンズのパッチが革製の物には洗濯後に塗ったりもしています。もちろんブーツなどの革製品にも使えますのでお薦めです。

 今回はレザークラフトのススメという事で、ザックリと書いてみました。私の身の周りの現状では必要な物は大体揃ってしまっているので、そんなにすぐにとは行かないと思いますが、こちらもそのうち何か作る機会があった時に詳しく記事にしていけたらと思います。