【セイコー5】腕時計 SEIKO5の話し #「MOD」とは

 【セイコー5】腕時計 SEIKO5の話し #「MOD」とは

 どうも、辰です。今回はワイスピからはちょっと離れた別の趣味について書いてみようと思います。この獲物(趣味)と出会ってからまだ日は浅いのですが、ちょっと齧りついたら見事にハマってしまいました。基本的に私の趣味には莫大な資金は必要ありません。私も普通のサラリーマンですので何でもポンと買える訳ではないですから。そんなごくごく普通の大人の趣味の時間を小出しに記事にしていけたらと思います。

【セイコー5】腕時計  SEIKO5の話し  #「MOD」とは

 こんな画像を見て「オッ!」と思う方、結構居るのではないでしょうか。機械式の腕時計です。普段、腕に巻いている時には見る事が出来ない裏面ですが、このスケルトンの裏蓋の中身、メカメカしさに心奪われるのは私だけではないと思います。特に男性の方は、子供の頃から家にある何か、機械的なものをドライバー使って分解してみたりしていませんでしたか?元に戻そうとしたけど上手く出来なかったり、完成したと思ったらビスが数本余ってしまったりとか・・・こちらの画像は機械式の腕時計の中でも、新品でかなり安価に手に入れる事が出来るSEIKO 5という時計です。このシリーズはダイバー風な物からスタンダードな物まで、色々な種類が豊富に揃っています。

【セイコー5】腕時計  SEIKO5の話し  #「MOD」とは

 1本9千円程度から新品で手に入れる事が出来る時計です。SEIKO 5は日本では知らない人は居ないであろうセイコーの商品です。製品の品質は間違いはありません。なぜ安価なのでしょうか。日本では1970年頃からクォーツ時計が爆発的に普及しました。日本で役目を終えた後、海外の電池供給に制約のある途上国などの需要に応えるように海外生産で息を吹き返します。一部国内生産もありますが、シンガポールや中国製です。基本逆輸入モデルなんです。確かに実際に手に取ってみると、ベルトのチープさや、風防がミネラルガラスで傷が入りやすい等はあります。ただ、世界中で愛されているのも事実です。

【セイコー5】腕時計  SEIKO5の話し  #「MOD」とは

 「SEIKO 5 MOD」という言葉をご存じでしょうか?上の画像は新品で購入したSNKE51K1という型番のフルノーマルの状態です。深みのある青い文字盤が綺麗という理由だけで購入しました。ちなみに型番末尾がJ1になると文字盤等に「MADE IN JAPAN」と印字されます。私のは「K1」なので文字盤にも裏蓋にもその印字はありません。中身は全く同じはずですが、やはり「J1」の方が価格は少し高めです。選び方は人それぞれだと思いますし、色々な考え方もあると思います。私は品質が同じだとしたら安い方をチョイスしてしまいます。

海外ではこの安価な時計を「MOD」=「モディファイ」して楽しむというマニアが多数存在します。

【セイコー5】腕時計  SEIKO5の話し  #「MOD」とは

 同じ時計ですが違いが分かるでしょうか?時計針が変わっています。ドルフィン(ドーフィン)針という物に交換しました。針自体はオークション等の数あるSEIKO 5ジャンク品からの移植です。ジャンク品は時計としては機能しなくても、パーツとして色々な部分で再利用出来ます。リューズの位置、ムーブメントの種類等を確認出来ればパーツ流用は容易です。どちらかと言うと不器用な部類に入る私でもこのように交換する事が出来ました。

 更に違いが分かるでしょうか?風防がフラットな物からドーム型に変わりました。しかもサファイア(人工)です。ケース自体も他の5の物と交換しています。ベゼルの丸さが強調されていたのが気に入らず、ベルトまでなだらかに繋がる物に交換です。これで元の時計と雰囲気がかなり変わりました。

 そして最後にベルトの交換です。チープなのにメッキ調のラインが入り、腕を振るとシャカシャカと音がする純正ベルトから、ステンレス無垢のベルトに変更しました。重さもずっしりとしています。そのうちベルト交換の記事もUPすると思いますが、セイコー5純正と社外のこのベルトの重さや厚みは全く違います。ただ、これも好みの問題で、チープさや軽さが好きという人もいます。そこがモディファイの面白い所でもあると思います。手軽に自分の好きな仕様に変更する、そんな楽しみ方が出来るのです。パーツもちょっとググれば色々出てきます。例えばこちらはセカイモンです。

 これだけ交換したら結構な金額なのでは?と思うかもしれませんが、そうでもないんです。まず、工具はアマゾンの中華製で2千円程度、サファイアガラスの風防も2千円、ベルトもステンレス無垢だけど中華製で3千円、パーツはジャンク品からで他の時計にも使いまわし出来るので数百円程度でしょうか。工具は一度揃えてしまえば大陸クォリティーでもそんなに壊れません。新品の時計を自分の好みな仕様に変更出来る喜び・・・細かい作業も多いので、一度に全ては出来ません。集中力も必要ですし。なので一つずつ、数回に分けて楽しむ事が出来るのです。ワクワクが止まりません!wもちろん失敗もありますが、高級時計では決して踏み込めない領域、この位の価格帯ならば!と私の趣味の一つになっています。

こんな趣味の時間、時計とは言っても私はこのセイコー5しか触っておりませんが、色々な作業内容などもこの先UPしていきたいと思います。

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