どうも、辰です。今回は6月に初めて作った 【レザークラフト】 自作したギャリソンベルトのエイジング 3ケ月経過 のレポートと、早速の改良版について書いてみます。
ギャリソンベルト まだ3ケ月ですが、完成直後からの経年変化
5月に購入したジーンズに合わせて、一月遅れで思い立ったベルト作製。出来上がりから1ケ月経った時点でもレポートをしましたが、ジーンズが25ozというヘビーオンスの強者で色落ちの変化が微妙なのに対し、ヌメ革のベルトはかなり早い段階から変化が楽しめます。色はもちろんの事、形、手触り等も結構早い段階で変化が現れます。
上の画像は上段が完成直後、中段が1ケ月、下段が現在の3ケ月経過したベルトです。色に関しては実際に毎日装着している時にはあまり変化に気付きませんが、こうやって並べてみるとかなり飴色に近づいてきているのが分かります。そして表面の手触りはかなり滑らかになってきました。まだ持っているオイルを塗り込んだ訳ではありませんので、これは革の中から出てきた成分がそうしているのではと思います。
ジーンズを根性穿きしているので、必然的にベルトも毎日装着しています。その割には伸びに関してはそれほどではありません。ただ手触りが滑らかになったのと同時に、柔らかくなってちょっとペラペラ感が感じられます。厚みはそれほど変わってはいないと思うのですが、最初よりも薄くなっているような感じです。これはジーンズを脱いでベルトを外した時にも感じます。最初の頃は1本の真っ直ぐな革のベルトだったはずなのですが、現在はジーンズの腰回りに合うように弧を描くような曲線になってしまいました。この件に関しては後述します。
上段が1ケ月、下段が現在の3ケ月経過した ギャリソンベルト です。ここまで来ると色合い的にはもう恥ずかしくはありませんw これは仕方の無い事なのですが、革が飴色に近づいて行くのと同時に押した焼き印は目立たなくなってしまいます。それでも凹凸は残りますので刻印のよう間近でみれば確認は出来ます。ちなみに、このジーンズは10年以上穿いているアイアンハートの634S 21ozです。自己満足ではありますが、ジーンズとこのベルトは良い感じでまとまっていると思っています。
レザークラフト 作ってみると分かる改良版
上記でペラペラだの薄くなってきただの書きましたが、作製当初は材料をじっくりと吟味してチョイスしたつもりでいました。これは毎回そうなのですが、同じものを複数作る場合はほぼ全てにおいて次回作が初期を上回りますw 今回のギャリソンベルトも例に漏れず・・・という事を書いてみようと思います。
このベルトは長さ1300mm、巾35mm、厚み3mmのヌメ革を使用して作製しました。材料が手元に届いた時はこのスペックで大満足でした。元々、主役はジーンズだったのでベルトにはあまり主張してほしく無かったのもありますし、あえて巾も40mmが主流の所を35mmにした位でした。せっかく作ったベルトですので、これからも大事にして行こうとは思っています。
ただ、今の時点で満足しているのかと言うとそれは別問題です。丁度来週、遠方の友人に久々に会う事になりました。私の中でのレザークラフトの醍醐味の一つ、プレゼントです。確かその友人は10月が誕生日でした。ベルトというアイテムであれば、何本か持っていても邪魔にはならないでしょうし、私の改善&スキルを上げるという事からも丁度良いタイミングです。
購入した材料です。長さと巾は同じですが厚みを4mmの物にしました。Webで探してみたらすぐに見つかりました。ループが付属されていますが、今回は使いません。
並べてみるとこんな感じです。テール部が処理されていますが、ウエストが相当な方以外はカットですねw 今回は自分用ではないのでオイルを薄く塗り込みました。普通の方でしたらベルトの手入れなんてしませんよね。なので最初だけでもと思い、軽めに塗りました。
この画像で厚みの違いがよく分かります。1mm差のはずなんですが、倍の厚み位ないでしょうか・・・製作は2回目なのであっという間でしたが、この厚み分の革漉きは苦手な私にとっては苦行でしたw
完成品です。今回は切らしていた普通のG17も購入しましたので黒い接着後は見えません。それと、ベルト穴とテールの処理は実際に手渡しする時に工具を持参してその場で実施します。本人のウエストサイズが分かりませんし、事前に聞いて気を遣わせる程の物でもありませんから。サプライズという程の事ではありませんが、手ブラで行くよりはマシだと考えています。実際に完成した現物を手に取ってみると、やはり2本目の方がクォリティーは高いですねw バックル折り返しの革の部分に段差は殆どありません。当初は4mmではゴツ過ぎるかなと思っていましたが、コシもあってタフな感じです。
以上、 【レザークラフト】 自作したギャリソンベルトのエイジング 3ケ月経過 のレポートと改良版の作製についてでした。記事に出来る程の内容になりそうであれば、実際に友人に手渡した時の模様も来週以降に書いてみようと思います。
~2020.09.20. 追記~
昨日、無事に友人に手渡す事が出来ました。
ウエストサイズを採寸して車中で穴あけとテールの仕上げを済ませ、カットしたテールの部分を磨いた後で蝋まで塗って完成です。
こちらは友人がUPしたSNSの画像です。押した焼き印の位置がウエストサイズに合うか不安でしたが、何とかなって良かったです。これからの経年変化を楽しんで頂けたら幸いですw