自宅の庭で作る!美味しい 手作り 燻製の話し

 自宅の庭で作る!美味しい 手作り 燻製の話し

どうも、辰です。これも趣味に入るのかな、今回はクッキングブログです。以前、友人がキャンプの時に段ボール箱を利用して作った燻製を振舞ってくれました。夜の宴会では最高のおつまみとなりました。味も良かったのですが、私的には燻製を作る工程と、材料達の変わりゆく姿に感動!いつかは自分でもと思い、いつものように情報収集です。

自宅の庭で作る!美味しい 手作り 燻製の話し

 自宅のコンロで作る方法も手軽で良いとは思いますが、室内で換気扇を回しながら作るのってなんかワイルドじゃないw気がしまして、庭で出来るコンパクトな燻製器を作りました。なのである程度の庭と、屋外で見るとそんなにモクモクと煙は出ませんが、煙、匂いでご近所迷惑にならない場所を確保できる事は必須です。真似されて火事になったり、ご近所ともめたりしても私は一切責任持てませんw燻製器は家で転がっていたペール缶を利用します。

 中身です。画像だとちょっと分かりにくいですが、一番上にある2本の細いパイプは缶の底から5cm位の所にも取り付けてあります、その上に網をのせてさらにその上に皿がのせてあります。底から5cmの部分は炭やチップを入れる部分です。なのでペール缶の外周に空気穴を8か所ほど開けています。皿は材料を熱して出る汁受けです。上の2本のパイプは吊るし用でその上にも網をのせられるので、吊るしながら他の燻製も作る事が出来ます。パイプは両脇の外からボルトを入れ、そのボルトにナットを入れてから挟み込みます。両脇のナットを内側方向に回していけばパイプが固定されます。パイプはステンレス製で1mの物をホームセンターで購入。丸網や皿は100均です。

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 燻製にする材料にもよりますが、私はスモークウッドを多用します。チップと違って熱源が不要で、1本で4時間、半分に折って使えば2時間ほど煙が出続けます。温度や時間の管理がとても楽なので重宝します。長時間でボリュームのある材料の時は炭を追加します。今まで気にもしていませんでしたが、ホームセンター等のアウトドアコーナーをよく見ると、炭なんかと一緒にスモークウッドやチップも並んでいたりします。画像のウッドはカインズホームの自社ブランドみたいです。BBQをする人ならば分かると思いますが、炭って必ず余りますよね。その使い道に困っていませんか?だったら燻製チャレンジ!いかがでしょうか?w

 私の燻製を作るための道具で高価な物はほとんどありません。この温度計が一番高価だったかな。それでも千円するかしないかです。ちなみに上の画像は燻製作りの最中です。ペール缶の上に段ボールで蓋をして、風が出てきた時用に重しを置く網を置き、温度計をさくっと刺しています。急激に温度を下げてしまわない限り、ちょこちょこ蓋を開けて中を見ても問題ありません。というより、材料の変わりゆく姿を観察するのがたまりませんw

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 定番のチーズと玉子の燻製です。約40℃で2時間程キープして完成です。御覧の通り、煙の量はこの程度です。しかも作っている時は基本蓋をしていますので、庭に煙幕を張っているような事にはなりません。燻製の匂いは漂いますけど、室内で換気扇を回しながら作ってもそれは同じだと思います。と、書いてはいますけど、最初は温度管理やチップの量の加減が分からず、強火になったり煙が凄くなったりするかもしれません。何度も書きますが、くれぐれも火事とご近所迷惑には気をつけましょう。

 完成です。色も匂いも最高です。もちろん味も。燻製って元は保存食なんですよね。ですから作ったら小分けにして長期で消費すれば良いものの、自家製って事もあって数日で楽しく美味しく頂いてしまうので保存するほど余りませんwそれと、各材料に対する温度や時間は色々なサイトで記事になっていますので、参考にしながら自身のオリジナルな燻製を仕上げるのも楽しみの一つになると思います。

さて、それではベーコンに挑戦です。豚バラブロックをフォークでザクザク差します。塩漬けにするので中身まで届きやすくしています。これが結構大変で、このあと暫く指が痛かったです。間違っても自分の指を刺さないように!

 ソミュール液を作りました。水500ml。岩塩70g、砂糖35g。黒胡椒少々、好みに応じてニンニクなど。ローリエを2枚添えて弱火で20分煮ます。冷めたら完成です。

 ブロック肉と液を混ぜ、冷蔵庫で3日間寝かせます。その後、ボールに移して流水で2時間塩抜きします。取り出してキッチンペーパーなどで水分を取り、1日乾燥させます。専用の乾燥用ネットなどもありますが、私は常温でキッチンペーパーを上にかけて乾燥させました。冷蔵庫に入れる人もいるみたいです。そしてタコ糸でで縛って準備完了です。

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 70~80℃をキープしながら3時間ほど。もうワクワクが止まりません!wあと最後の注意点ですが、ペール缶の内側が茶色くなっています。これはタールで、作業終了したら綺麗に洗います。次回使用時にこのタールが残っていると、溶けて材料に付着するかもしれません。簡単に落ちますのでキッチリ清掃します。

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 完成です。見た目も完璧です!すぐに食べても構いませんが、1日寝かせると味も落ち着くので我慢します。カリカリのベーコンエッグ、サラダ、炒飯に入れても良いかも。自家製なので怪しい添加物などは入っていませんし、これは大成功ではないでしょうか。チーズや玉子と違い、ベーコンは仕込みに結構手間が掛かります。その分、完成した時の喜びはかなりのものです。

 今回はこんな趣味の一つ、燻製作りをUPしてみました。毎回同じ事を書きますが、ご覧の通り道具にはそれほどコストは掛かっていません。環境の問題はありますが、燻製作り自体の難易度もそれほど高くはありません。やるか、やらないか、それだけです。